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睡眠不足は翌日に頭痛や倦怠(けんたい)感を引き起こし、日常生活に支障を来すだけではない。労働者の生産性を低下させ、死亡リスクを高めることにより、日本経済に多大な損失をもたらしている。睡眠不足の原因の1つとなっている長時間労働の抑制に向けて企業も動き出している。
非営利研究機関 ランド・ヨーロップの調査研究によると、睡眠不足による経済損失額を国内総生産(GDP)比で見た場合、日本は2.92%となり、調査対象5カ国のうちで最大となった。損失額で比べると、最大は米国で、年間で最高4110億ドル(約47兆円)、日本は1380億ドルで2番目となる。
睡眠不足は、職務遂行能力の低下などを通して生産性を下げる。同調査によると、日本は社会全体で年60万日を超える労働時間を損失しているという。1日の睡眠時間が平均6時間を下回る人は、7~9時間の人に比べて、死亡リスクが13%高くなると指摘。6時間未満を6~7時間に増やすことで日本経済には7570億ドルのプラス効果があると試算している。
長時間労働の文化
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の男女で1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は2015年に39.5%となり、比較可能な05年以降で最高となった。また、同省の「過労死等防止対策白書」によると、フルタイムの正社員調査で睡眠時間が「足りていない」、「どちらかと言えば足りていない」と回答した人の割合は4割を超え、理由としては、「残業時間が長いため」が最も多かった。
第一生命経済研究所の柵山順子主任エコノミストは「長時間労働をしなくてはいけないような雰囲気や長時間労働をすることで求められている以上のものを返すことを良しとするような文化が、結局は睡眠時間の不足や生産性の上がりにくい状況を作ってきている」と指摘。「もう少し時間を意識したような働き方に変えることが大切」だとし、それが長時間労働の是正につながると述べた。
勤務間インターバル制度
長時間労働の見直しに向けて注目されているのが、勤務終了後、一定時間以上の休息期間を設けることを義務付ける「勤務間インターバル制度」だ。休息時間を確保することにより労働の質を高め生産性を高めることが狙いで、同制度を導入する企業が増えている。
おむつメーカーのユニ・チャームは、1月からインターバル制度を導入し、全社員に対して、勤務終了から翌日の勤務開始まで8時間以上の休息を義務化した。また、同社では午後10時以降の勤務を原則禁止した。三井住友信託銀行では、12月に、退社から出社まで9時間以上空ける対象を、嘱託を含む全行員に広げた。
同制度については、すでに欧州連合(EU)では加盟国に最低連続11時間の休息を確保するよう義務付けているが、日本では法制化されていない。厚生労働省によると、同制度を導入している企業は調査した約1700社のうち2%にとどまる。
政府は勤務間インターバル制度の導入を後押しするため中小企業を対象にした助成金制度を始める。17年度予算で約4億円を計上し、50万円を上限に対象経費の4分の3を補助する方針。就業規則等の作成・変更費用、研修費用、労務管理用のソフトウェアや機器等の導入・更新費用などが対象となる。
柵山氏は、過労死を減らすために長時間労働を是正しなくてはいけないのは大前提だとした上で、人口が減少する中で長時間労働をできない人も増加するとし、「長時間労働をしなくても回るような仕組み作りに真剣に取り組まなくてはいけない時期にきていると思う」と述べた。
AB型の俺は極端に弱いかな?寝不足。。。
非営利研究機関 ランド・ヨーロップの調査研究によると、睡眠不足による経済損失額を国内総生産(GDP)比で見た場合、日本は2.92%となり、調査対象5カ国のうちで最大となった。損失額で比べると、最大は米国で、年間で最高4110億ドル(約47兆円)、日本は1380億ドルで2番目となる。
睡眠不足は、職務遂行能力の低下などを通して生産性を下げる。同調査によると、日本は社会全体で年60万日を超える労働時間を損失しているという。1日の睡眠時間が平均6時間を下回る人は、7~9時間の人に比べて、死亡リスクが13%高くなると指摘。6時間未満を6~7時間に増やすことで日本経済には7570億ドルのプラス効果があると試算している。
長時間労働の文化
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の男女で1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は2015年に39.5%となり、比較可能な05年以降で最高となった。また、同省の「過労死等防止対策白書」によると、フルタイムの正社員調査で睡眠時間が「足りていない」、「どちらかと言えば足りていない」と回答した人の割合は4割を超え、理由としては、「残業時間が長いため」が最も多かった。
第一生命経済研究所の柵山順子主任エコノミストは「長時間労働をしなくてはいけないような雰囲気や長時間労働をすることで求められている以上のものを返すことを良しとするような文化が、結局は睡眠時間の不足や生産性の上がりにくい状況を作ってきている」と指摘。「もう少し時間を意識したような働き方に変えることが大切」だとし、それが長時間労働の是正につながると述べた。
勤務間インターバル制度
長時間労働の見直しに向けて注目されているのが、勤務終了後、一定時間以上の休息期間を設けることを義務付ける「勤務間インターバル制度」だ。休息時間を確保することにより労働の質を高め生産性を高めることが狙いで、同制度を導入する企業が増えている。
おむつメーカーのユニ・チャームは、1月からインターバル制度を導入し、全社員に対して、勤務終了から翌日の勤務開始まで8時間以上の休息を義務化した。また、同社では午後10時以降の勤務を原則禁止した。三井住友信託銀行では、12月に、退社から出社まで9時間以上空ける対象を、嘱託を含む全行員に広げた。
同制度については、すでに欧州連合(EU)では加盟国に最低連続11時間の休息を確保するよう義務付けているが、日本では法制化されていない。厚生労働省によると、同制度を導入している企業は調査した約1700社のうち2%にとどまる。
政府は勤務間インターバル制度の導入を後押しするため中小企業を対象にした助成金制度を始める。17年度予算で約4億円を計上し、50万円を上限に対象経費の4分の3を補助する方針。就業規則等の作成・変更費用、研修費用、労務管理用のソフトウェアや機器等の導入・更新費用などが対象となる。
柵山氏は、過労死を減らすために長時間労働を是正しなくてはいけないのは大前提だとした上で、人口が減少する中で長時間労働をできない人も増加するとし、「長時間労働をしなくても回るような仕組み作りに真剣に取り組まなくてはいけない時期にきていると思う」と述べた。
AB型の俺は極端に弱いかな?寝不足。。。
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13年ほど前、テレビ番組『マネーの虎』(日本テレビ)で、自動車の輸入販売業で年商100億円をたたき出す、「冷徹なる虎」として人気を博した南原竜樹氏。しかし、昨今のメディア出演で、番組の終了後に負債100億円に陥っていたことが知られている。
「主要取引先だったMGローバーが破綻したんです。これが完全に想定外。ジャガーや三菱自動車がそうであるように、大手は買収されることはあっても、つぶれることはまずないですからね」
予想だにしない突然の巨額損失に、なすすべがなかったという。
「会社をどうすべきか悩んだ結果、存続は無理だと判断。借金返済のため本社ビルとショールームを売却していきました。仕入れていた車も叩き売り。それでも足りないので、何とかカネをかき集めるべく会社の机をヤフオクで売りました。1台2000円ですよ(笑)。最後に私が使っていた机も出品したら、プレミアがついて10万円に。そのときは『これで今夜の飯が食える』とうれしかったですね」
借金は無事、期日内に完済したものの、会社も家も失い、六本木ヒルズ内の公園で寝ていて警備員に追い出されたこともあったのだとか。一時は、“就職”することも本気で考えたという。
「社長業に疲れ果てて、雇われる側になろうと思ったんです。バス会社をはじめ、片っ端から企業の面接を受けに行きましたね。でも、一社も受からないんですよ。『マネーの虎なんて雇えない』とか、『会社を乗っ取るつもりではないか』なんて言われて、ことごとく落とされました。就職しようと思ってもできなかったので、もう一度社長業をやることにしたんです」
結果、現在はレストランにレンタカー会社、自動車修理工場、医療系人材派遣会社などの多角経営に乗り出し、見事V字回復を果たした南原氏。転落を通して考え方が変わったという。
「マネーの虎の頃は、とにかく車が大好きだったので、自分の中で自動車関連事業以外はやらないという“憲法”を持っていました。けど、そんなことを言っていても勝てないし、実際に失敗した。いまはチャンスはどこにあるのか、自分の強みは何かを、もっと広い視野で見ていますね。ちなみに、同じく元“虎”で仲の良い、なんでんかんでんの川原社長は、いまも本当に商売が下手(笑)」
勝てる勝負を選ぶことも、逆境に負けないコツなのかもしれない。
・・・流石だよ、南原さん。出来る人はいつでも一緒!
「主要取引先だったMGローバーが破綻したんです。これが完全に想定外。ジャガーや三菱自動車がそうであるように、大手は買収されることはあっても、つぶれることはまずないですからね」
予想だにしない突然の巨額損失に、なすすべがなかったという。
「会社をどうすべきか悩んだ結果、存続は無理だと判断。借金返済のため本社ビルとショールームを売却していきました。仕入れていた車も叩き売り。それでも足りないので、何とかカネをかき集めるべく会社の机をヤフオクで売りました。1台2000円ですよ(笑)。最後に私が使っていた机も出品したら、プレミアがついて10万円に。そのときは『これで今夜の飯が食える』とうれしかったですね」
借金は無事、期日内に完済したものの、会社も家も失い、六本木ヒルズ内の公園で寝ていて警備員に追い出されたこともあったのだとか。一時は、“就職”することも本気で考えたという。
「社長業に疲れ果てて、雇われる側になろうと思ったんです。バス会社をはじめ、片っ端から企業の面接を受けに行きましたね。でも、一社も受からないんですよ。『マネーの虎なんて雇えない』とか、『会社を乗っ取るつもりではないか』なんて言われて、ことごとく落とされました。就職しようと思ってもできなかったので、もう一度社長業をやることにしたんです」
結果、現在はレストランにレンタカー会社、自動車修理工場、医療系人材派遣会社などの多角経営に乗り出し、見事V字回復を果たした南原氏。転落を通して考え方が変わったという。
「マネーの虎の頃は、とにかく車が大好きだったので、自分の中で自動車関連事業以外はやらないという“憲法”を持っていました。けど、そんなことを言っていても勝てないし、実際に失敗した。いまはチャンスはどこにあるのか、自分の強みは何かを、もっと広い視野で見ていますね。ちなみに、同じく元“虎”で仲の良い、なんでんかんでんの川原社長は、いまも本当に商売が下手(笑)」
勝てる勝負を選ぶことも、逆境に負けないコツなのかもしれない。
・・・流石だよ、南原さん。出来る人はいつでも一緒!
かつて流行し、今も社会に根付く「お客様は神様です」という言葉が問い直されている。店員に土下座を要求したり、駅員に詰め寄ったりと、一部の客の行き過ぎた言動が後を絶たないためだ。他人への不寛容な風潮は強まるばかり。自らの心を押し殺して接客せざるを得ない労働は「感情労働」と呼ばれ、それが必要な職場で働く人を守ろうと、国に対策を求める動きも出てきた。(段 貴則)
「1本の電話で1時間以上、苦情をうかがうこともある。さすがに悪意のある言葉を聞き続けると、心まで疲れ果ててしまう」
兵庫県内の企業で、客の苦情などに対応するベテラン男性社員はこぼす。人格を否定されたり、「家まで行くぞ」と脅されたりする電話も受ける。
「感情を抑えられない人が多く、こちらが女性社員の場合だと、かさにかかって牙をむいてくる」。言いがかりなどに対応する研修の開催も重ねている。
飲食や鉄道など不特定の客と接する感情労働の現場では、客からの苦情や暴力も多い。
昨年9月、列車遅延で客に対応していた近鉄の車掌が制服を脱ぎ捨て、高架駅の線路から約8メートル下の地面に飛び降り重傷を負った。ネット上では車掌をかばう声も上がった。
この事例を受け、同12月、大阪市内で感情労働に関する集会が開かれた。感情労働従事者の権利を守るための韓国・ソウル市の条例を紹介。同市が職場環境の改善を支援する計画を3年ごとに作るほか、実態調査などの実施を定め、企業にも職場内で助け合う仕組みなどを義務付けたという。会場からは「日本では、お客様は神様という風潮が強く残っている」との指摘も。
集会の主催団体が加盟する全国労働安全衛生センター連絡会議(東京)は、労働者が追い込まれる事態を防ごうと、客の暴力行為などの実態調査や対策を厚生労働省に申し入れた。
「お客様は-」は昭和を代表する演歌歌手、三波春夫さんのフレーズとして流行した。ただ、三波さんの公式ホームページでは「お客様は聴衆。飲食店などのお客様ではない」と説明。「三波本人の真意と違う意味で使われている」「クレーマーには格好の言い分になっている」と現状を嘆いている。
■従業員の人権に理解を
【鈴木謙介・関西学院大准教授(理論社会学)の話】 日本の感情労働は海外と比べても特殊。働く人は際限なく笑顔などが求められ、その対価も客の笑顔などの感情で受け取っているのが現状だ。使用者は給与と引き換えに労働力を提供してもらうのであり、感情はその対価にならないことを理解しなければならない。客側も、従業員には人権があり、職務として接することを理解すべきだ。
・・・日本をよくしたい。優しい人にあふれた日本。
「1本の電話で1時間以上、苦情をうかがうこともある。さすがに悪意のある言葉を聞き続けると、心まで疲れ果ててしまう」
兵庫県内の企業で、客の苦情などに対応するベテラン男性社員はこぼす。人格を否定されたり、「家まで行くぞ」と脅されたりする電話も受ける。
「感情を抑えられない人が多く、こちらが女性社員の場合だと、かさにかかって牙をむいてくる」。言いがかりなどに対応する研修の開催も重ねている。
飲食や鉄道など不特定の客と接する感情労働の現場では、客からの苦情や暴力も多い。
昨年9月、列車遅延で客に対応していた近鉄の車掌が制服を脱ぎ捨て、高架駅の線路から約8メートル下の地面に飛び降り重傷を負った。ネット上では車掌をかばう声も上がった。
この事例を受け、同12月、大阪市内で感情労働に関する集会が開かれた。感情労働従事者の権利を守るための韓国・ソウル市の条例を紹介。同市が職場環境の改善を支援する計画を3年ごとに作るほか、実態調査などの実施を定め、企業にも職場内で助け合う仕組みなどを義務付けたという。会場からは「日本では、お客様は神様という風潮が強く残っている」との指摘も。
集会の主催団体が加盟する全国労働安全衛生センター連絡会議(東京)は、労働者が追い込まれる事態を防ごうと、客の暴力行為などの実態調査や対策を厚生労働省に申し入れた。
「お客様は-」は昭和を代表する演歌歌手、三波春夫さんのフレーズとして流行した。ただ、三波さんの公式ホームページでは「お客様は聴衆。飲食店などのお客様ではない」と説明。「三波本人の真意と違う意味で使われている」「クレーマーには格好の言い分になっている」と現状を嘆いている。
■従業員の人権に理解を
【鈴木謙介・関西学院大准教授(理論社会学)の話】 日本の感情労働は海外と比べても特殊。働く人は際限なく笑顔などが求められ、その対価も客の笑顔などの感情で受け取っているのが現状だ。使用者は給与と引き換えに労働力を提供してもらうのであり、感情はその対価にならないことを理解しなければならない。客側も、従業員には人権があり、職務として接することを理解すべきだ。
・・・日本をよくしたい。優しい人にあふれた日本。
宇都宮市の宇都宮城址(じょうし)公園で元自衛官の栗原敏勝容疑者(72)=同市針ケ谷町=が爆発物で自殺、無関係の男性3人が巻き込まれて重軽傷を負った事件は30日で発生から1週間。栃木県警は負傷者3人に対する殺人未遂容疑で捜査しており、被疑者死亡のまま書類送検する方針だ。事件当日の栗原容疑者の動きは徐々に分かってきたものの動機は判然とせず、識者は深まった孤立感が極端な形で噴出したとみている。(豊嶋茉莉)
◆殺傷能力高める
県警の調べや目撃した住民の証言によると、事件当日の23日午前10時ごろ、栗原容疑者は車で自宅を出発。不在の自宅が炎上したのは11時15分ごろだ。住民は「『パーン』と音がした後、『ババババン』と音が鳴り、窓から見たら黒煙が上がっていた」と証言。焼け跡には花火の燃えかすが残っていた。県警は自作の時限式発火装置による爆発との見方を強めている。
栗原容疑者は車で8キロ離れた公園に向かう。車なら30分程度の距離だが、公園近くのコイン駐車場に入ったのは11時25分ごろだ。
公園ではこの日、「宇都宮城址まつり」が開かれており、市民が日光東照宮への行列を再現した「社参行列」が駐車場の横を通る時間帯の11時33分、車が炎上した。自宅の炎上と同様、時限式発火装置による爆発とみられる。一方、栗原容疑者は既に車を離れ、駐車場から約200メートル離れた公園に向かっていた。
「人が燃えている」と通報があったのは11時39分。栗原容疑者は公園のベンチに腰掛けて前かがみになり、抱えていた爆弾を爆発させた。
駐車場では爆弾に使ったとみられる圧力鍋の蓋が2つ見つかった。この他にも、公園と駐車場付近では、腕時計▽大破した携帯電話▽乾電池約10個▽電線のかけら数個▽ビー玉十数個▽木ネジ数十本-なども発見された。県警は爆弾の殺傷能力を高める目的で使われたとみている。
◆謎だらけの遺書
「全てを失い、残っているのは命だけ。秋葉原の事件を思い出してアクセルを踏み込み通行人の列に突っ込もうかと考えたが思いとどまることがしばしば」「出来るだけ大勢の方と別の星に行きたい」
栗原容疑者はフェイスブックに今回の事件を示唆するような文章を記していた。
平成26年1月、離婚訴訟の判決が宇都宮家裁で出され、今年4月ごろからはブログで頻繁に判決や家裁への不満をつづっていた。
京都工芸繊維大の藤川洋子特定教授(臨床心理学)は「自暴自棄になり、最期に目立とうと周りを巻き込む『拡大自殺』に向かったのでは」と話す。
遺体から発見された遺書には「命を絶って償います」と書かれていたが、捜査関係者は「意味が飛んでいる感じ」。前後の文脈からも償いの対象は明確になっていない。
昨年6月には東海道新幹線で男=当時(71)=が焼身自殺し、女性客が死亡。今年8月には男=同(68)=が東京都杉並区の祭り会場に火炎瓶を投げ込んだ後に自殺するなど、高齢者が周囲を巻き込む事件は過去にも発生。
2人は年金への不満や、病気などの悩みを抱えていたとみられる。
田園調布学園大の引馬知子教授(社会福祉政策)は「希薄化した人間関係の中では不満が極端な形で噴出することに歯止めがかからず、周囲の対話力や包容力が問われている」と話した。
・・・この日本はどうなってしまうのか。。
◆殺傷能力高める
県警の調べや目撃した住民の証言によると、事件当日の23日午前10時ごろ、栗原容疑者は車で自宅を出発。不在の自宅が炎上したのは11時15分ごろだ。住民は「『パーン』と音がした後、『ババババン』と音が鳴り、窓から見たら黒煙が上がっていた」と証言。焼け跡には花火の燃えかすが残っていた。県警は自作の時限式発火装置による爆発との見方を強めている。
栗原容疑者は車で8キロ離れた公園に向かう。車なら30分程度の距離だが、公園近くのコイン駐車場に入ったのは11時25分ごろだ。
公園ではこの日、「宇都宮城址まつり」が開かれており、市民が日光東照宮への行列を再現した「社参行列」が駐車場の横を通る時間帯の11時33分、車が炎上した。自宅の炎上と同様、時限式発火装置による爆発とみられる。一方、栗原容疑者は既に車を離れ、駐車場から約200メートル離れた公園に向かっていた。
「人が燃えている」と通報があったのは11時39分。栗原容疑者は公園のベンチに腰掛けて前かがみになり、抱えていた爆弾を爆発させた。
駐車場では爆弾に使ったとみられる圧力鍋の蓋が2つ見つかった。この他にも、公園と駐車場付近では、腕時計▽大破した携帯電話▽乾電池約10個▽電線のかけら数個▽ビー玉十数個▽木ネジ数十本-なども発見された。県警は爆弾の殺傷能力を高める目的で使われたとみている。
◆謎だらけの遺書
「全てを失い、残っているのは命だけ。秋葉原の事件を思い出してアクセルを踏み込み通行人の列に突っ込もうかと考えたが思いとどまることがしばしば」「出来るだけ大勢の方と別の星に行きたい」
栗原容疑者はフェイスブックに今回の事件を示唆するような文章を記していた。
平成26年1月、離婚訴訟の判決が宇都宮家裁で出され、今年4月ごろからはブログで頻繁に判決や家裁への不満をつづっていた。
京都工芸繊維大の藤川洋子特定教授(臨床心理学)は「自暴自棄になり、最期に目立とうと周りを巻き込む『拡大自殺』に向かったのでは」と話す。
遺体から発見された遺書には「命を絶って償います」と書かれていたが、捜査関係者は「意味が飛んでいる感じ」。前後の文脈からも償いの対象は明確になっていない。
昨年6月には東海道新幹線で男=当時(71)=が焼身自殺し、女性客が死亡。今年8月には男=同(68)=が東京都杉並区の祭り会場に火炎瓶を投げ込んだ後に自殺するなど、高齢者が周囲を巻き込む事件は過去にも発生。
2人は年金への不満や、病気などの悩みを抱えていたとみられる。
田園調布学園大の引馬知子教授(社会福祉政策)は「希薄化した人間関係の中では不満が極端な形で噴出することに歯止めがかからず、周囲の対話力や包容力が問われている」と話した。
・・・この日本はどうなってしまうのか。。
「仕事も人生も、とてもつらい。今までありがとう」--。昨年のクリスマスの早朝、東京で1人暮らしの高橋まつりさんから静岡県に住む母幸美さん(53)にメールが届いた。あわてて電話し「死んではだめよ」と話しかけると、「うん、うん」と力ない返事があった。数時間後、高橋さんは自ら命を絶った。
高橋さんが中学生の時に両親が離婚。「お母さんを楽にしてあげたい」と猛勉強して東京大に入り、電通に入社した。だが高橋さんのSNSの書き込みは昨年10月以降、「体も心もズタズタ」「眠りたい以外の感情を失った」などと深刻になった。「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」などと上司からパワハラ発言を繰り返されていた様子も書かれていたという。
政府が7日公表した初めての過労死白書は、「過労死ライン」とされる月80時間超の時間外労働をしている企業が2割あると指摘した。幸美さんは7日に都内で記者会見し「娘が生きているうちに対策をしてくれなかったのかという思いでいっぱい」と無念さをあらわにした。
電通は先月23日、ネット広告を契約通りに流さず、広告主に過大請求していた問題を公表している。高橋さんが所属していたダイレクトマーケティング・ビジネス局もこの問題に関わっていたという。【早川健人】
◆相談窓口
相談窓口 ~ 一人で悩むより、まず相談を。~
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/link/soudan.html
こころの健康相談統一ダイヤル
0570-064-556=相談対応曜日・時間は都道府県によって異なる
自殺予防いのちの電話
0120-783-556=毎月10日午前8時~11日午前8時にフリーダイヤルの電話相談。全国のいのちの電話はこちら(http://www.find-j.jp/zenkoku.html)
東京自殺防止センター(NPO法人国際ビフレンダーズ東京自殺防止センター)
03-5286-9090=年中無休、午後8時~午前6時(毎週火曜日は午後5時~午前6時)
かわいそうに。かわいそすぎる。。
まだ若いのに、これからなのに・・・。
おーこら電通!いい気になってんじゃねえぞ!!!
高橋さんが中学生の時に両親が離婚。「お母さんを楽にしてあげたい」と猛勉強して東京大に入り、電通に入社した。だが高橋さんのSNSの書き込みは昨年10月以降、「体も心もズタズタ」「眠りたい以外の感情を失った」などと深刻になった。「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」などと上司からパワハラ発言を繰り返されていた様子も書かれていたという。
政府が7日公表した初めての過労死白書は、「過労死ライン」とされる月80時間超の時間外労働をしている企業が2割あると指摘した。幸美さんは7日に都内で記者会見し「娘が生きているうちに対策をしてくれなかったのかという思いでいっぱい」と無念さをあらわにした。
電通は先月23日、ネット広告を契約通りに流さず、広告主に過大請求していた問題を公表している。高橋さんが所属していたダイレクトマーケティング・ビジネス局もこの問題に関わっていたという。【早川健人】
◆相談窓口
相談窓口 ~ 一人で悩むより、まず相談を。~
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/link/soudan.html
こころの健康相談統一ダイヤル
0570-064-556=相談対応曜日・時間は都道府県によって異なる
自殺予防いのちの電話
0120-783-556=毎月10日午前8時~11日午前8時にフリーダイヤルの電話相談。全国のいのちの電話はこちら(http://www.find-j.jp/zenkoku.html)
東京自殺防止センター(NPO法人国際ビフレンダーズ東京自殺防止センター)
03-5286-9090=年中無休、午後8時~午前6時(毎週火曜日は午後5時~午前6時)
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まだ若いのに、これからなのに・・・。
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